名工大と豊田工大の連携
国立と私立の日本でも珍しい連携です。研究における連携は当たり前ですが,入試広報の点でも深い連携関係にあります。NITechとTTIを,左右からつなげたのがNITTです。左から見るとNITechの中の3文字が,右から見るとTTIの3文字が出てきます。単なる遊びですが,これでNITTという言葉を作りました。
工学系コンソシアムで協力するようになってから8年以上になります。共に,工学系の単科大学ですし,東海地区でもトップレベルを保ち続けている大学です。名古屋大学工学部と敵対しようという訳ではないですが,名古屋大学には出来ないことをしていこう・・という気持ちで連携しています。名工大の特色は,工学部としてすべての分野を網羅している点です。そのお陰か?昨年の大学ロボコンで日本代表になれました。(豊田工業大学に劣る点は・・女子寮がない点です・・・)
豊田工業大学の最大の特色は,1年生の時は全寮制だと言うことです。たとえ,名古屋市の学生でも寮に入ることになります。(この点は男性も女性も同じですが・・・女子寮の方が部屋が広いのは何故??という部分もあります。) 工学部卒で企業に就職するとわかるのですが,結局はチームで行動するというのが基本になります。そのために,寮生活を通して協同作業を行っていくという訓練をしているわけです。
名古屋工業大学
NITech
東海地区で最も歴史のある工学部です。もちろん,国立大学としても最も長い歴史のある大学でもあります。
2005年,愛知万博の年に創立100周年を迎えた東海地区で最も歴史のある工学部です。今は,新たな100年を築くために新たな改革を続けています。
女子学生は?
国公立大学の工学部では,女子学生の在籍比率が最も高い大学です。(現在は約15%です) 女子学生のための支援システムでも全国一だという自信はあります。
名古屋工業大学のHP
豊田工業大学
TTI
トヨタ自動車が社会還元のために設立した大学です。
豊田工業大学は、トヨタ自動車(株)の社会貢献活動として誕生。開学のきっかけは、トヨタ自動車(株)の創業当時からの夢にありました。 我が国の発明王・豊田佐吉の長男で、日本の自動車産業の礎を築いた豊田喜一郎は、社業繁栄の暁には「大学」を設立し、日本の将来を担う技術者を育成することにより、社会に貢献したいと考えていました。 その夢と精神は語り継がれ、昭和56年、晴れて実現しました。
ある意味では半官半民みたいな大学ですが,強烈な技術力と独特な教育理念に基づいた工科系大学です。
入学定員こそ少ないですが,私学工学系の最強大学です。
豊田工業大学のHP
名古屋工業大学
アクセスマップ
プロフィール
名古屋市の中心部に位置する,東海地区で最も歴史の古い工学部です。JR中央線の鶴舞駅(病院口),地下鉄鶴舞線の鶴舞駅(4番出口)から歩いて10分程度の場所にあります。立地の良さは何にしても抜群です。女子学生にとっても,アクセスの良さは大切ですよね!! あと,鶴舞公園がすぐそばにあるお陰で,雰囲気はすごくよくなっています。ランチタイムの散歩なども良いですよ!
メッセージ
現在は7学科ですが,2016年度入試では学科改組を計画しています。1つの柱が,6年一貫コースです。入学時から,大学院への進学が保証されています。(もちろん,途中で審査がありますから,100%保証する若ではないです。でも,名工大の学生は真面目なので,普通なら大丈夫なはずです。) また,新学科では機械工学科と電気電子工学科が1つになった電気・機械工学科が新設されます。機械工学科の女子推薦は,電気・機械工学科でも継承されます。(定員が15名から20名になります。)
豊田工業大学
アクセスマップ
プロフィール
歴史こそ短いですが,トヨタ自動車が社会貢献のために設立した大学です。みんなトヨタ自動車に就職できると勘違いしている人も居るようですが,そんなことはありません。トヨタグループへの就職率は他大学を圧倒していますが,それは豊田工業大学の学生の優秀さの表れに過ぎないと思います。
メッセージ
元々は豊田中央研究所のあった場所です。今は,耐震補強をかねて,構内のすべての建物を55億円かけて改修している最中です。(5年計画ですが,それだけの予算が使えるというのがさすがトヨタという感じです。) これから,様々な意味での最新の大学に変わっているところです。
入試について
名工大と豊田工大
入試システムの違いについて軽く説明します。
名工大は国立ですから,センター試験と個別試験が大部分を占めます。特色としては,個別試験の配点比率が高いことです。(全国でもかなり高い方になります。)豊田工業大学は,私立大学と言うこともありセンター試験と面接という形式になっています。詳細については,それぞれのHPで確認してください。
メッセージ
名工大の特色として,電気・機械工学科で「女子推薦(定員20名)」を実施している点です。女子大は別として,他にはない入試だと思います。豊田工業大学は特にそのような試験はもうけていません。でも,何にしても東海地区の私立大学としては,最高の併願大学になっています。
名古屋工業大学 052-735-5082 豊田工業大学 0120-3749-72